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最新の人口統計データはある?

 

モノやサービスがどれくらい売れるかを見きわめるには、"買ってくれる人"の存在を確認しておく必要があります。

 

 

その基本となるのが人口で、ターゲットとするエリアに人が何人住んでるいるかを調べることからマーケティングはスタートします。

 

 

春は企業も新体制になったところが多く、最新のデータで市場規模を把握しようと試みます。

 

 

「人口 データ 最新」、「人口統計 2014」、「全国 人口 推移」、「都道府県別 人口」、「人口 世帯数 平成26年」など、あなたも自分の求めるデータにたどり着けるようなキーワードを入力して検索をかけけているのではないでしょうか。

 

 
 

しかし、残念なことに求めるデータが掲載されているサイトがヒットする可能性は高くありません。

 

 

 

全国、都道府県別、市区町村別、人口・世帯数統計(平成26年3月31日現在)

 

 

 

こういう統計データがすぐに手に入ればいいのですが、これが簡単にはいかないのです。

 

 
 

1億3000万人近くの人をカウントするには、相応の時間がかかります。

 

 

 

ITが発達したと言っても、アナログ作業は無くなっていません。

 

 
 

新しい年度とともに最新のデータがきれいに揃うわけではありません。

 

 

 

たとえば、日本の人口統計の最新データは、平成26年4月21日公表(「人口推計」(総務省統計局)の1億2714万人という概算値です。

 

 

 

毎月1日現在の概算値(万人単位)が、当月の20日頃に公表されています。

 

 

 

日本全体(それも概算値)だけの統計データでは、実務では使えないケースが多いでしょう。

 

 

 

ビジネスや研究・調査、自己学習など統計データの用途は人によってさまざまです。

 

 

 

万単位に丸めた数字でもかまわないものもあるでしょうが、数十人レベルの精度を求められるものもあります。

 

 

 

 

実際に活用頻度が高いのは、都道府県・市町村レベルの人口・世帯数です。

 

 

 

 

都道府県別・市町村別の人口・世帯数の最新統計データは平成25年3月31日現在のもので、総務省から公表されている「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数調査」が基になっています。

 

 

 

残念ながらこれらの統計は年に1回しか公表されませんし、公表そのものに時間がかかります。

 

 

 

できるだけ最新のデータを使いたいのであれば、自分でも探す努力が求められます。

 

 

 

市町村単位くらいで出店している企業や店舗なら、市町村の統計データは割と素早く入手可能です。

 

 

 

札幌市の場合、4月1日現在の人口・世帯数を4月15日にホームページで公表しています。

 

 

 

横浜市は4月7日に公表しています。

 

 

 

全国の市町村が、毎月1日現在の人口・世帯数統計データを当月の早い時期に公表されているようです。

 

 

 

中には町別の人口・世帯数や年齢別人口などのデータを公表しているところもあります。

 

 

 

最新のデータが欲しければ、市町村のホームページを確認するのが一番でしょう。

 

 

 

都道府県は、各市町村からのデータを集約して公表する関係から、どうしても時間がかかってしまいます。

 

 

 

1日現在の統計データ公表は、早くて当月中旬以降で、多くは月末までかかります。中には翌月までかかるケースもあります。

 

 

 

そして市町村の数が多い北海道では、毎月集計していないので注意が必要です。

 

 

 

きれいな統計データが揃うのを待っていては、自分のやりたいことができません。

 

 

 

最低限、条件を満たしたデータを自分で見つけ出すことも大事です。

 

 

 

 
 
 

 

 

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